フランス

フランスは、ドイツと並びヨーロッパの経済の中心地で、数々の展示会、見本市、またヨーロッパ最大級の観光地でもあります。近年のテロ事件の後、治安には常時、最大級の注意が払われており、旅行者がより安全にフランスに滞在できるよう努力がされています。パリは特にファッションウィーク、メゾン&オブジェなど、ファッション、デザイン雑貨など、世界中から関係者が集まってきます。弊社がご紹介するアテンドは、皆、フランス語、英語、日本語に堪能な、トライリンガルです。

治安に関して

凶悪犯罪は、多くはありませんが、置き引き、スリといった類の犯罪は多発してますので、大きな駅や、カフェのテラスなどでは注意を払う必要があります。

祝祭日

2018年

1月1日 元日
4月2日 ※復活祭の翌月曜日
5月1日 メーデー
5月10日 ※キリスト昇天祭
5月8日 第2次世界大戦終戦記念日
5月21日 ※聖霊降臨祭の翌月曜日
7月14日 革命記念日
8月15日 聖母被昇天祭
11月1日 諸聖人の祝日
11月11日 第1次世界大戦休戦記念日
12月25日 クリスマス

※は年によって異なる移動祝祭日。*は一部の州のみの祝日。

天候

フランスは、パリの気候は日本の東京に近いが、目安としては、東京よりも5度ほど低くなると考えるとイメージしやすい。南部は、一年を通して比較的温暖で、過ごしやすい。

営業時間(*大まかな目安です)

●銀行
月~金曜9:00~16:30、土・日曜、祝日は休み(土曜営業で、月曜休みの銀行も一部あり)

●ショップ
月~金曜の平日9:30~20:00、土曜9:00~16:00頃。

●レストラン
昼食12:00~14:30、夕食19:00~23:00頃。

Marche du Film カンヌ・フィルム・マーケット|マルシェ・デュ・フィルム|カンヌ国際映画祭の併設マーケット
2018年05月8日~2018年05月17日
映画作品のマーケット。
詳細情報

EUROSATORY 2018
2018年06月11日~2018年06月15日
防衛関連展示会。陸軍、空軍設備機器および関連サービスの見本市。
武器、航空機、通信·情報システムの展示。また、その運用、物流、セキュリティ、産業・技術サポートの情報提供。
詳細情報

World Nuclear Exhibition 2018
2018年06月26日~2018年06月28日
原子力に関わる技術の見本市。またそのサービス全般(原子炉、廃棄物処理、保守計測機器、危機管理、被ばく対策、保険、金融など)
詳細情報

Japan Expo Paris ジャパン・エキスポ・パリ
2018年07月05日~2018年07月8日
日本文化紹介の見本市。Jポップ、伝統音楽、日本文化一般、マンガ、武道、ビデオゲーム、コスプレなど。
詳細情報

MAISON&OBJET PARIS メゾン・エ・オブジェ
2018年09月07日~2018年09月11日
インテリア全般、雑貨、キッチンウェア、テーブルウェア、テキスタイル、家具等。
詳細情報

SALON DU SAKE サロン・デュ・サケ
2018年10月06日~2018年10月08日
パリ / フランス / 欧州・CIS
日本酒の展示会。また日本酒と関係の深い日本食、陶磁器の紹介など。
詳細情報

都市別犯罪状況

パリ

(パリ警視庁が作成した日本人観光客向けの安全対策パンフレットです。参考にしてください。(http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/pdf/guide_paris_2013_JAPONAIS.pdf ))

1. 犯罪発生状況
観光旅行者が多数訪問するパリでは,スリ,置き引き,ひったくり等の犯罪が多発しています。犯罪者は声を掛ける,大勢で取り囲む,立ちふさがる,押す,物を落とす等の行為で相手の気を逸らし,そのすきに犯行に及びます。

2. 日本人の被害状況
犯罪の手口としては,スリ,置き引き,ひったくりの順に発生件数が多く,中には,オートバイによるひったくりに遭遇し,引きずられて負傷する事例もあります。
なお,在フランス日本国大使館が認知した2015年1年間における日本人の強盗・窃盗の犯罪被害件数は463件であり,1日に1件以上邦人の被害が発生していることになります。
パリにおける犯罪の特徴は以下に記載のとおりですが,大使館ホームページにも犯罪被害の事例を掲載していますので,ご参照ください(http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/index.html )。

(1)メトロ(地下鉄)内での,子供,女性等の集団によるスリ被害
パリ市内はメトロが発達しており,移動手段として利便性も高く,多くの日本人観光客が利用していますが,車内でのスリ被害が多発しています。
[犯行手口]
・地下鉄に乗車した際,数人の若い女性に取り囲まれ,身動きを取れない状況にされた上,ハンドバッグの中から貴重品を盗み取られ,犯人は犯行完了後,次の停車駅で電車の扉が閉じる直前に降車し逃げる,あるいは,混雑した地下鉄車内で,気がつかないうちにバッグの中から財布等の貴重品が盗まれている,という事案も多発しています。
・地下鉄駅ホームで男性から「背中が汚れているので,上着を脱いだ方がよい。」と促され,その汚れを拭いているすきに,足下に置いたバッグを盗られる。
・わざとコインを撒き散らして注意を引きつけ,被害者がコイン拾いを手伝っているうちに荷物を持ち去られる等の事例も発生しています。
[防犯対策]
被害の多くは混雑時の電車内(スリ集団は,意図的に局地的に混雑を発生させた上で犯行に及ぶ場合もある),あるいはホームなど駅構内での被害です。以下の注意事項を参考に,安全対策に心掛けてください。
・混雑時にはなるべく乗車を避け,次の電車を待つ。
・ハンドバッグ等は,留め具やファスナーをしっかり閉め,財布や貴重品をズボンの後ろポケットなど他人から容易に見えるところに入れない。
・ホームのみならず,出口へ向かうエレベーター等地下鉄駅構内では常に周囲に気を配り警戒する。
・荷物は極力足下等に置くことはせず,両手でしっかり持つ。仮に,足下等に置く場合は絶対に目を離さない。

(2)シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内への高速道路上での強盗被害
[犯行手口]
シャルル・ド・ゴール空港からパリ市内に向かう高速道路上において,タクシー(あるいは自家用車)乗車中,渋滞で停車した際に窓ガラスを割られ,バイクまたは徒歩で近づいてきた犯人にハンドバッグやカバンを強奪される。
なお,被害者のほとんどは女性で,空港から市内に向かう高速道路上で発生していることから,犯人は渋滞で車両が減速もしくは停車するのを見越し,空港で狙いを定め,タクシーに乗車した乗客を標的として追尾した上で犯行に及んでいるものと思われます。
[防犯対策]
・高級ブランド品を持ち歩くときは,犯人に目を付けられないようにするため,コートや上着で隠す等目立たないようにする。
・ハンドバッグ等の手荷物は,トランクに入れるか,タクシー車内では膝上や座席には置かず,外から見えにくい足下に置く。
・渋滞などでタクシーが減速,あるいは停止した際には後方・周囲に注意する。

(3)オートバイによるひったくり被害
[犯行手口]
歩道を歩行中,オートバイに乗った2人組に追い越しざまにバッグ等を強奪される(中には転倒し,引きずられて負傷する邦人もいます)。
[防犯対策]
・街を歩く際は,バッグを車道側にして持たないよう心掛ける。
・ショルダーバッグ等はバッグ部分が身体の前に来るようにして手を添えて持つようにする(ショルダーバッグをたすき掛けにして,その上からジャケット等を羽織るのも一案)。

(4)クレジットカードをねらった窃盗
[犯行手口]
・パリ市内の国際線が発着する大きな鉄道駅で,スポーツ選手と称する外国人が,何らかの理由により自分のクレジットカードが使用できなくなり,乗車券を買いたいが券売機は現金を受け付けないので困っているとしつつ,切符代は現金で支払うので,クレジットカードで代わりに支払いをして欲しいと英語で頼まれる。犯人の話を信じ,自分のクレジットカードで犯人の言うとおりに券売機を操作し切符を購入しようとすると,券売機から切符は出てこない(犯人は被害者が理解できないと思われるフランス語で操作を案内し,わざと誤操作をさせている)。すると,犯人は,自分の財布や携帯電話を預け信用させ,駅の担当者に聞いてくると言ってクレジットカードとともにその場を立ち去り,別の場所でATM(現金自動預け払い機)を使用し,盗み見ていた暗証番号を使用し,多額の現金を引き出す。
・犯人は,ATMのカード挿入口に,「仕掛け」(極細針金で細工)を施し,利用者のカードが「仕掛け」に引っ掛かって取り出せなくなると,親切を装って,「もう一度,暗証番号を入れてみた方がいい」等とアドバイスする。利用者が暗証番号を再入力してもカードが出て来ず,諦めてその場を立ち去った後,犯人はカード挿入口の「仕掛け」を引き上げてカードを入手し,利用者が再入力した際に盗み見た暗証番号で現金を引き出す。
[防犯対策]
・カードで現金を引き出す場合は,設置場所・時間・周囲の状況等に留意し,可能な限り,銀行の開店時間内に利用する(夜間や週末は利用を控える)。
・手で隠すなどして暗証番号を他人に見られないよう気を付ける。
・ATMを利用する場合は可能であれば複数人で行うようにする。万一,機械からカードを取り出せなくなった場合,1人が銀行の係員を呼びに行き,もう1人は機械の前でカードを盗られないように見張るなどする。
・やむを得ず夜間や週末にATMを利用する場合は,施錠付ドアが設けられた「キャッシュ・コーナー」を利用する。
・他人から暗証番号を聞かれても教えない。

(5)睡眠薬を使用した犯罪等
[犯行手口]
・欧米系と思しき男性が「市内を案内する」,「自分も観光目的でパリに来たので一緒に観光をしよう」などと日本語や英語で話し掛け,パリ市内の観光名所を巡った後,公園等で休憩中に睡眠薬入りのアイスクリームやチョコレート等を差し出して食べさせ,相手の意識が朦朧としている間に荷物を奪う。
・カフェで飲食中,欧米系の男性に流暢な日本語で話し掛けられ,ひと気のない別のカフェに誘われた後,睡眠薬の入ったビールを飲まされ,性的被害に遭う。
[防犯対策]
・路上,カフェ等で見知らぬ人物から声を掛けられ,相手が流暢な日本語で話し掛けてきても信用することのないよう,常時警戒心を解かない。むしろ,流暢な日本語で話しかけてくるような相手には十分警戒し,話しかけられても相手にしないこと。
・見知らぬ人物から差し出された飲食物は,絶対に口にしない。また,仮にカフェ,レストラン等であっても,一瞬のすきに睡眠薬を混入される危険もあるので,安易に口にしない。

(6)偽警察官等による詐欺事件
[犯行手口]
・観光地などの路上で,警察官を名乗る複数人(以下,「偽警察官」)が近づき,麻薬捜査等を理由に所持品検査を行うとしてパスポート及び財布等の提示を求め,所持金の一部を盗むもの。偽警察官は通常2人組で行動しているが,旅行者を偽警察官のもとに誘導する共犯者を含めて3人組で犯行に及ぶケースや,旅行者のすぐ側に車を停車させて声を掛けてくるケースもある。これら犯行において,偽警察官は,警察官であることを証明するために,身分証明書らしきものを提示することもある。また,空港内で税関職員を名乗るケースも報告されている。なお,警察官は,旅券の提示を求めることはあっても,通常,財布の提示は求めない。
・イタリア人のファッションデザイナーを名乗り,言葉巧みに近寄り,最新のバッグと称する物品を差し出し(実際は二束三文の物品と思われる),現金を騙し取る手口も報告されている。

[防犯対策]
・私服警察官と称する者には注意する(麻薬捜査等を理由に私服警察官が路上でパスポート等の身分証明書類の提示を求めたり,身体に触ったりすることは法的に認められており,犯罪の現行性があれば,現行犯逮捕をすることもある。)。
・本当の警察官かどうか疑わしい場合には,身分証明書の提示を求め,可能ならそれが真正なものか否かを周囲の人や別の警察官,若しくは最寄りの警察署で確認を求める。

3. 日本人の犯罪被害の主な発生地域
犯罪被害の多くは,公共交通機関(特にメトロ(車内及び駅構内)),美術館等の観光地,シャンゼリゼ通りやオペラ通りといった市内有名観光地近くの路上,空港,歓楽街で発生しています。
(1)公共交通機関
パリでは,メトロ,TGV(仏版新幹線),RER(首都圏高速鉄道),国鉄在来線,バスなどの公共交通機関が発達していますが,車内及び駅構内においては,複数人(子供の集団を含む)によるスリが多く,特にメトロ全線車内・駅構内,及び北駅,東駅,リヨン駅等の国際線の発着する大きな駅において被害が多発しています。手口としては,上記2.(1)以外にも,突然,旅行者を取り囲んで荷物を強奪したり,駅に停車した列車のドアが開くところを見計らって話し掛け,荷物から気を逸らしたすきに,別の人物が荷物を奪って逃走する他,乗降口近くで携帯電話を操作していると,電車のドアが閉まる直前にそれを強奪する等の事例が報告されています。
また,シャルル・ド・ゴール空港及び同空港とパリ市内を結ぶRERのB線では,旅行者をねらった置き引き,ひったくり,強盗事件が発生しています。

(2)観光地・歓楽街
ルーヴル美術館,オルセー美術館,ヴェルサイユ宮殿,ノートルダム寺院,クリニャンクールの「のみの市」などの観光地において,旅行者のスリ被害が多発しています。いずれの観光地においても,犯行は人込みに紛れて行われ,リュックサックやハンドバッグなどが知らぬ間に開けられ,貴重品を抜き取られていたり,又は,不意を突かれてバッグ等をひったくられたりするというものです。
また,モンマルトルのサクレクール寺院周辺では,近くにピガール等の歓楽街があり,置き引きやひったくりなどの被害が発生しています。
さらに,ピガールやストラスブール・サンドニ地区等の歓楽街は,地元の住民も特に注意する犯罪多発地区であり,旅行者をねらう悪質な客引きや,暴力バーまがいの店が多いので注意が必要です。
なお,在フランス日本国大使館に寄せられた被害報告によれば,いわゆる「ぼったくりバー」での被害は,ピガール等の歓楽街だけではなく,凱旋門近くの店においても発生しており,わずかな飲食で1,500ユーロを請求された事例もあります(この「ぼったくりバー」における被害では,通常,支払った金額が戻ることはありません)。

(3)市内路上
パリ市内では,オペラ座周辺,シャンゼリゼ通り,凱旋門周辺,モンマルトル界隈で被害が多発しています。

(4)空港
被害の多くが,空港構内のエレベーター,インフォメーション前,時刻表前,両替所,タクシー乗り場等でカートに乗せた荷物を置き引きされるものですが,中には,搭乗便のチェックイン時間まで時間があるのでベンチで睡眠を取っている間にバッグごと置き引きされたというようなケースも年に数回報告されています。
チェックインや出国審査直前に旅券や航空券の入ったバッグを盗まれ,帰国便に搭乗できなくなった旅行者もいますので,注意が必要です。

(5)ホテル
朝食会場やチェックインやチェックアウトの際,空いている席,足下,カウンター等に置いた荷物を盗まれる置き引き被害が多くみられます。また,両替時や係員との応対中にも同様の被害が発生しています。被害は高級ホテルでも発生しています。
また,客室に荷物を置いて外出中に侵入され,スーツケースの鍵を破壊され,中の現金を盗まれたり,備え付けの金庫が持ち去られたりする事件も発生していますので,客室には貴重品を置かないよう心掛けてください。なお,現金,貴金属,旅券,航空券などの貴重品は,フロントのセーフティボックス(宿泊客とホテル側の双方が鍵を持つ形式の小金庫)で保管する方が安心と言えます。

フランス南部

1. 犯罪発生状況
フランスはもともと移民の多い国ですが,その中でも南フランスに位置するマルセイユ,ニース等の町を抱えるプロヴァンス・アルプ・コートダジュール(PACA)地域州やミディ・ピレネー地方に位置するトゥールーズ等の町は移民を多く抱えています。特に移民が集中するマルセイユは失業・貧困層も多く,かねてから治安に問題がありましたが,昨今の金融危機による不況の影響もあり,犯罪件数が増加傾向にあるとともに,犯罪者の若年化と過激化が進み一層悪化しています。とりわけ,市内北部や近郊の町で低所得者向け住宅等が立ち並ぶ地域の治安は劣悪です。麻薬売買の縄張り争い等に端を発した殺人事件や商店等をねらった強盗事件が多く発生しています。これらの犯行には多くの場合銃が使用されており,その数も年々増加傾向にあります。2015年中,マルセイユ市内では,銃撃戦により10人以上が殺害されました。この他,警察官や警察署等が襲撃される事件も複数発生しております。
その他,一大観光地であるコートダジュール地方の中心都市ニースでは,スリに逢う日本人が多くなっていますので,十分ご注意ください。
また,最近では,フランス南西部のウェブサイトでアロマテラピーを売りとする自然派ホームステイプログラムに参加した日本人女性が性的被害(ウェブサイトでは説明のない全裸でのヨガの強要等)に遭うという事案が複数報告されていますので,十分な注意が必要です。

2. 日本人の被害状況
特に被害が多いのがスリ,ひったくり,置き引きです。

(1)スリ
・マルセイユ旧港(Vieux Port)付近で,浮浪者風の男性に声を掛けられたので,その方を見ていたら,そのすきに別の者に,所持していたショルダーバッグから財布等を抜き取られた。
・ニースで満員のトラムに乗車中,知らぬ間に所持していたショルダーバッグのチャックが開けられ,中に入れていた財布や旅券を盗まれた。

(2)ひったくり
・マルセイユ市内を車両で運転中,信号待ちで停車した際に,スクーターに乗った2人組から,後部座席の扉を開けられ,座席上に置いていたバッグを盗まれた。(同様のケースは多く発生しており,特にレンタカーがねらわれています。)
・マルセイユ・サンシャルル駅近くの路上を歩行中,前方から男性が「煙草を分けてください。」と言いながら近付いてきたので気を取られていたところ,後方から近付いてきた男に腰につけていたウエストポーチをひったくられた。

(3)置き引き
・ニースのホテルで,朝食ビュッフェで座席にバッグを置いたまま料理を取りに行っている間にバッグを盗まれた。
・レストランで食事中,床に置いていた鞄がいつのまにか盗まれていた。

(4) 車上荒らし
・ホテル前に駐車してチェックアウトしている間に車の窓ガラスを割られ,スーツケースを盗まれた。
・観光地の駐車場に駐車して観光している間に窓ガラスを割られて現金等を盗まれた。

(5)睡眠薬強盗
列車やバスに乗り合わせた見知らぬ人物から飲食物を勧められ,睡眠薬が混入されていることを知らずに口にし,眠っている間に所持品すべてを盗まれた。

(6)自然派ホームステイでの性的被害
インターネットのウェブサイトに,農業体験やアロマテラピー等が行えるホームステイとして案内がなされている,フランス南西部のホームステイ先で,参加した日本人女性が,同ステイ先の関係者から全裸でヨガをすることを強要されたり,マッサージ中に不自然な触られ方をするという報告を受けています。

3. 日本人の犯罪被害の主な発生地域
(1)マルセイユ旧港(Vieux Port)付近:
旧港付近は,マルセイユの観光の中心であることから,旅行者をねらった浮浪者が多く存在します。
・マルセイユ・サンシャルル駅(Gare Saint Charles)から旧港(Vieux Port)の間で,カヌビエール通り(La Canebiere)の北側(サンシャルル駅側)に当たる一帯:
観光地に近いこともあり,旅行者の多くがこの付近を通行していますが,旅行者をねらった少年によるバイクを使用したひったくり等が発生しています。
・カヌビエール通り(La Canebiere):
旧港から東に延びるこの大通りは,観光客向けの商店,事務所が多く,マルセイユの中心といえますが,現在では,多くの旅行者に混じり犯罪者も増えています。
・マルセイユ・サンシャルル駅(Gare Saint Charles):
マルセイユの交通の中心地であることから不特定多数の者の往来があり,スリ,置き引き,ひったくりの被害が報告されています。
・ノートルダム・ド・ラ・ギャルド(大聖堂前広場):
オートバイによるひったくりの被害が多数報告されています。
・マルセイユ市凱旋門周辺(高速道路入口付近):
二人組のオートバイによるひったくりの被害が多数報告されています。

(2)ニース
・ニース空港,ニース駅付近の路地裏,旧港付近,旧市街付近:
スリや浮浪者が多く,また,信号待ちの間に,いきなり車のドアを開けられて車中に置いていたカバン等を窃取される盗難事件が頻発しています。
・プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais),マセナ広場(Place Massena):
ニース海岸の目抜通りのプロムナード・デ・ザングレからマセナ広場に続く一帯は,旅行者が多く訪れる場所でもあり,従来から,ひったくり,スリ,置き引きの被害が多発しています。

(3)コートダジュール地方一帯の町
一大観光地であることから観光客をねらったスリやひったくりが多く発生しています。また,ニース,モナコ間等の満員の電車内で,スリに遭った被害も報告されています。

(4)エクサン・プロヴァンス,アヴィニョン及びアルルなどのプロヴァンス等地方の観光地
・観光地の駐車場で,車両を駐車し観光に出掛けている間にバッグ等を盗まれる事件も発生しています。
・ガソリンスタンドで給油した後,事務所で精算している間に,無施錠にしていた車両内からバッグを盗まれる事件も発生しています。

4. 公共交通機関
南フランスの主要な都市では,公共交通機関(タクシー,バス,地下鉄等)が整備されており,いずれも比較的安全な交通手段と言えます。しかし,マルセイユのサンシャルル駅等からタクシーに乗車する場合に,高額な料金を要求されたり,出発駅(出発地)に戻る料金を請求されたり,さらには他の客と相乗りになるなどのトラブルが発生していますので,乗車前に料金等を確認してください。

【中部フランス(リヨン及びその近郊】
リヨン及びその近郊の治安はフランス国内では比較的悪くないといわれていますが,日本人旅行者をターゲットにしたスリや置き引き,詐欺事件等が発生しており,また,中・長期滞在者も,空き巣や窃盗,クレジットカード犯罪の被害に遭っており,日常的に十分注意が必要です。

1. 犯罪発生状況
(1)空き巣,車上荒らし
空き巣や車上荒らしは,リヨン市内の至る所で発生しています。また,統計ではリヨン東地区(Meyzieu,Saint-Priest, Bron, Venissieux, Villeurbanne, Saint-Fonsに代表される地域)における外国系住民の増加により,比較的犯罪が多発しています。

(2)クレジットカード,現金引出しに関する被害
カード犯罪は,(1)カード所持者を脅して現金引き下ろし機で現金を引き出させ奪い取る犯罪と,(2)飲み屋やスーパーの支払いの際に入力する暗証番号を犯人が盗み見た後,クレジットカードをスリとられ悪用される事案が発生しています。

(3)ひったくり,暴行
リヨン市内の繁華街(パールデユー・ショッピングセンター,レピュブリック大通り近辺)や観光スポット(テロー広場,ベルクール広場,サンジャン教会近辺等)に近い地域の人通りの少ない路地等で,日本人旅行者が被害に遭う事件が発生しています。旧市街ではアジア人女性が性的暴行を受ける事件も発生しており,特に注意が必要です。
バス停でバスを待っている間や,道を歩いている際に不審な人物に呼び止められ,道を尋ねるふりをして,車内に連れ込もうとした事案もあります。女性の深夜の一人歩きは絶対に行わないようにしてください。

2. 日本人の被害状況
(1)列車で移動中のスリ
単独または少人数での列車移動中にバッグや荷物を盗まれ,列車を降りようとしたときや,ホテルでのチェックインのときにはじめて旅券がないことに気づくといった事案が発生しています。
前述の,パリやマルセイユにおけるスリの被害事例を参考にしてください。

(2)市内の人の目につかない場所での暴行被害
市内を流れるローヌ川の河岸を歩いていた日本人旅行者が,人の目につかない橋の欄干の下で浮浪者風の若者から暴行を受け,貴重品を奪われる被害が発生しています。

3. 主な犯罪発生地域
(1)パールデュー駅,ペラーシュ駅周辺
駅構内に警察署のあるTGV停車駅であり,特別な警戒態勢が取られていますが,必ずしも治安は良くありません。プロの詐欺師や,ひったくり,置き引き等に注意してください。特にパールデュー駅東側の通りは,深夜の女性の一人歩きは絶対に止めてください。

(2)パールデュー・ショッピングセンター周辺
リヨン3区にある同商業センターはリヨン市内で最も人が集まる場所ですが,置き引き,ひったくり事件も発生しており注意が必要です。

(3)観光スポット(レピュブリック大通り,テロー広場,ベルクール広場,サンジャン教会近辺,フルビエール教会近辺等)
外国人旅行者が集まる観光スポットでは,置き引き,ひったくり,集団でのスリ事案等の被害が増加しているほか,大麻などのドラッグを使用する若者が増えていることによるトラブルも発生していますので巻き込まれないように注意が必要です。

(4)サンテグジュペリ国際空港
同空港は,空港警察によって比較的厳重な警備体制がとられ,犯罪等への対応は迅速に行われていますが,近年新路線の定期便の運航増加や低コストのチャーター便の運航増加による利用客の増加に伴い,盗難,置き引きなどの犯罪被害の増加が懸念されています。

4. 公共交通機関
リヨン市内や郊外はリヨン公共交通機関(TCL)が整備されています。地下鉄,路線バス,トロリーバスなどは便利な交通機関ですが,若者による不正乗車が多発しているほか,暴力事件も発生しています。

アルザス地方圏(ストラスブール及びその近郊)

1. 犯罪発生状況
パリ等の大都市と比べ,ストラスブール及びその近郊の治安状況は良好ですが,一部の地区において外国系住民の増加により,犯罪が増加傾向にあり,ストラスブール市や,その近郊の地区では,一般犯罪や違法薬物に関する事件が頻発しています。
また,年末年始には,駐車車両が放火される悪習慣があります。(ストラスブール市及びその近郊の地区では,毎年50台前後の車両放火被害が報告されています)

2. 犯罪の特徴/日本人の被害事例
ストラスブール市及びその近郊における犯罪の特徴は以下のとおりです。
短期滞在の場合,スリ,置き引き,ひったくり等の犯罪が多発しています。近年は,未成年者によるスリや,鋭い刃物で鞄やコート等を切り裂いて貴重品を抜き取るといった手法も報告されていますので,鞄はタスキ掛けにして体の前に置く,貴重品をひとまとめにせずに分散させる,等の対策が必要となります。
長期滞在の場合,強盗,空巣ねらい,車上荒らし,クレジットカード不正使用等の被害に遭遇する可能性が考えられます。
車上荒らし対策としては,車内に貴重品を保管せず,また,カーナビをガラス面等に取り付けている場合,カーナビ本体のみならず,固定具も取り外す等の予防策を講じてください。クレジットカード不正使用を防止するためには,会計時,店員にカードを預けない,こまめに口座の取引履歴をチェックする,等の対策が必要です。
これまでに発生した日本人の被害事例は以下のとおりです。

(1)車上荒らし
・駐車場に車を止め,車から離れたすきに後部座席の窓ガラスを破壊され,シートの下に隠してあったバッグが盗まれた。

(2)盗難
・市内カテドラル(大聖堂)を観光中,財布を盗まれた。
・ホテル受付でのチェックアウトの手続き中,旅行者と思しき人間に話しかけられ、手荷物から注意が離れたすきに,別の人物に手荷物を盗まれた。

(3)睡眠薬強盗
・市内で観光案内を申し出た欧米系男性からチョコレートをもらって食べた後意識がなくなり,所持していたカメラ,銀行カード,現金等を盗まれた。

3. 犯罪被害の主な発生地域
[ストラスブール市及び近郊]
(1)観光スポット
カテドラル周辺(Cathedrale),クレベール広場(Place Klebert),レピュブリック広場(Place de la Republique)等:
浮浪者風の子供集団や外国人集団によるスリも発生しているので,周囲に注意を払う必要があります。

(2)公共交通機関
ストラスブール市では,市内と郊外を結ぶストラスブール公共交通機関(CTS=路線バス,市電)が整備されています。
路線バスと市電(トラム)は便利であり,比較的安全な交通手段といえますが,特にクリスマスマーケット開催時期(11月末~12月末)には,混雑した市電内,あるいはホーム上でスリ被害が発生しています。

(3)ストラスブール中央駅周辺 (Gare Centrale de Strasbourg)
近年,覚醒剤や麻薬などの密売にかかわる事件が発生しており,特に夜間は,不審な人物と接触しない,見知らぬ人物に声を掛けられても警戒を怠らないなど十分注意する必要があります。

(4)外国人労働者を含め低所得者層が多く居住する地区
ヌーホフ地区(Neuhof),オートピエール地区(Hautepierre),メノー地区(Meinau),ヌドルフ地区(Neudorf),ケニスホーフェン地区(Koenigshoffen),シルチガイム町(Schiltigheim),クローネンブルグ地区(Cronenbourg),エルゾ地区(Elsau)等
上述の地区は,低所得者層が多く居住する地区と言われており,頻繁に車両放火事件や暴力事件,麻薬関連事件が発生しているなど,治安上問題があるので訪問は避ける方が賢明です。

[ミュールーズ市とその近郊]
ドルオ地区(Drouot),ヴォルフヴァグネール地区(Wolf-wagner),ブールツビレール地区(Bourtzwiller),コトー地区(Coteaux),リクスハイム地区(Rixheim),ロトンド地区(Rotonde)等
上述の地区は低所得者層が多く居住する地区で,頻繁に車両放火事件や暴力事件,麻薬関連事件が発生しているなど,治安上の問題があるため,不要な訪問は推奨しません。
なお,ミュールーズ市及びその近郊では,車上荒らしが多発していますので,車両を駐車する場合には,車内に貴重品を保管せず,また,カーナビをガラス面等に取り付けている場合,カーナビ本体のみならず,固定具も取り外す等の防犯対策を講じてください。

[コルマール市とその近郊]
ヨーロッパ地区(Quartier Europe)等
上述の地区は低所得者層が多く居住する地区で,頻繁に車両放火事件や暴力行為が発生しているなど,治安上の問題があるため,不要な訪問は推奨しません。
また,特に7月,8月の夏休みのシーズン及びクリスマスマーケット開催時期(11月後半~12月末)は,旅行者の増加に伴い,特に観光客が多く集まる場所等ではスリが多発していますので,注意が必要です。

ロレーヌ地方圏

1. 犯罪発生状況
ロレーヌ地方は,パリ等の大都市に比べ比較的安全な都市と言われていますが,下記の被害事例のとおり,対策を怠ればスリ,置き引き,ひったくり等の被害に遭う可能性があります。
また,この地方はドイツ,ルクセンブルク,ベルギーの国境に接しており,シェンゲン協定により国境検問が無くなったことから麻薬の密輸ルートの一つになっているとみられ,近年,麻薬犯罪(密売・運搬等)の検挙率が高くなっています。

2.犯罪の特徴/ 日本人の被害事例
メッス市,ナンシー市及びその近郊における犯罪の特徴は以下のとおりです。
短期滞在の場合,スリ,置き引き,ひったくり等の窃盗犯が発生しています。また,近年,未成年者によるスリが増加しており,注意を要します。
長期滞在の場合,強盗,空巣ねらい,車上荒らし,クレジットカード不正使用事件等の被害に遭う可能性が高くなっています。短期・長期滞在者ともに,上記【アルザス地方圏】における犯罪対策を参考にしてください。
これまでに発生した日本人の被害事例は以下のとおりです。
(1)置き引き
ナンシー駅で電車を待つ間にうたた寝をしてしまい,旅券等を入れたリュックサックを盗まれた。

(2)盗難
ナンシー駅近くの郵便局で旅券のコピーをとり,郵便局を出た後,旅券がないことに気づき,郵便局に戻ったが旅券はなくなっていた。

3. 犯罪被害の主な発生地域
メッス市のボルニー地区(Borgny)およびその近郊にある,ベルコア地区(Bellecroix),ラ パトロット-シュマン ドゥ ラ モーゼル地区(La Patrotte-Chemin de la Moselle)等
上述の地区は低所得者層が多く居住する地区で,暴力行為,麻薬関連事件等が発生しているなど,治安上問題があるため,不要な訪問は推奨しません。

【テロへの注意喚起】
近年,シリアやチュニジアにおける日本人が殺害されたテロ事件や,パリでの同時多発テロ事件などが発生しています。このように,世界の様々な地域でイスラム過激派組織によるテロがみられるほか,これらの主張に影響を受けた者による一匹狼(ローンウルフ)型等のテロが発生しており,日本人・日本権益が標的となり,テロを含む様々な事件の被害に遭うおそれもあります。このような情勢を十分に認識して,誘拐,脅迫,テロ等に遭わないよう,また,巻き込まれることがないよう,海外安全情報及び報道等により最新の治安・テロ情勢等の関連情報の入手に努め,日頃から危機管理意識を持つとともに,状況に応じて適切で十分な安全対策を講じるよう心がけてください。

ソース: 外務省海外安全ホームページ